考える野球−記録編
- トータルアベレージ
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バッターの名誉となるタイトルは、首位打者・本塁打王・打点王のいわゆる三冠といわれているものです。一番最近では、ソフトバンクホークスの松中選手が三冠を獲得しました。
そんな陽のあたる記録とは別に、密かに注目されているのが『トータルアベレージ』という記録です。
どのようにして計算するかというと、
トータルアベレージ = 全獲得塁 / 全アウト数
になります。全獲得塁とは、安打、四死球、相手失策、盗塁などを含めた全出塁の累計であり、逆に、全アウト数は、凡打、三振、盗塁死、けん制死などを含めた全アウトの累計になります。
パワーだけでも、スピードだけでも一位にはなれません。『トータルアベレージ』という名前だけあって、本当にトータルの力が結果としてあらわれると思います。個人的に、かなり気に入りました。
で、2005年度のセ・パ通じての一位は、阪神タイガースの金本選手だそうです。ちなみに、パリーグは、ソフトバンクホークスの松中選手でした。
三冠を一つも取っていない金本選手が一位というところに、あらためて野球のおもしろさを再確認しました。
データから少し分析してみると、やはり金本選手の長打率が大きく影響しているようです。最高出塁率こそ、中日の福留選手に譲りましたが、長打率で大きく引き離しています。
そして、もう一つ忘れてはならないのが、四死球の数です。1人だけ100の大台を突破しています。
みなさんご存知だと思いますが、この数字が今岡選手の打点王を強烈にアシストしたんですね。4番として打ちたいところを我慢するこの姿勢こそ、「本物のプロだなぁ・・・」と頭が下がります。
最後に、この『トータルアベレージ』という記録、ぜひとも公式記録として取り入れて欲しいものです。
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